三味線放浪記
芸能の神に見守られた人生模様
山入端つる/東恩納寛惇校閲
定価 1,890円(税込)
144頁 A5判
芸能の神に見守られた山入端つるの人生行路
家庭の貧困から辻遊廓に売られ、そこで芸を身につけて出奔。三味線片手に世の荒波を乗り越え、琉球舞踊の地方(じかた)として身を立てる。
つるの生きざまに心を打たれた東恩納寛惇が、つるの口述を筆記し、つるの名前で『琉球新報』に連載したものである。波瀾に富んだつるの来し方に近代沖縄女性史の一側面を見る思いがしたに違いない。(解題より)
- 【目次】
- 序 浮き草のように
- 屋部の巻 山原の貧農に生まれて
- 辻の巻 十三で身売り芸の道へ
- 放浪の巻 職を転々荒波の渡世
- 子育ての巻 戦時下に希望を求めて
- 疎開の巻 にわか百姓奮戦す
- 芸能保存会の巻 三味線片手に東奔西走
- 「颱風」の巻 東京砂漠に沖縄の灯ともす
- 顧みて 大海原に漂う小船のように
-  
- 解題「近代沖縄おんなの生きざま」 三木健(ジャーナリスト)
